クリクラ1位陥落!プレミアムウォーター独走態勢に

東日本大震災を機に業界一位をアクアクララから奪取し、ウォーターサーバーの爆発的な拡大時期を引っ張ってきた業界の雄であるクリクラが顧客数1位から陥落しました。

プレスリリースを確認するとよく分からないことが書いてあります。
http://www.nacoo.com/core_sys/images/main/pdf/release_crecla_20180330.pdf

「6 年連続 宅配水市場 売上高シェア No.1」※2
※2)2011 年度~2016 年度宅配水市場 販売金額ベース (株)矢野経済研究所調べ(2018 年 3 月現在)

???何だこれ?今までは単年の売上高シェアを目安にしていたと思うのですが、なぜだか累計の販売金額へ推移しています。アクアクララも同じ手法で累計顧客数という姑息な数字で1位表示をしていましたが、ついにクリクラも手を出してしまいました。

くまおさんはクリクラ推しなので、シェア1位陥落と姑息な表記は残念でなりません。数年前から下降の一途をたどっているクリクラですが、この様な内部ごまかし的な表記に手を出し始めたという事はいよいよもって終わりの始まり?と感じてしまいます。おそらく本部員の目が「お客様」ではなく「内部のポジション争い」に向いている証拠だと思います。これでは顧客は増えません。同じ経路を先に辿ったのはアクアクララです。先人に学ぶべきでした。さよならクリクラ(笑)

恐らく単体ブランドの顧客数という事であればクリクラがまだ1位だと思うのですが、グループ総計という事になるとプレミアムウォーターに追い抜かれています。

上記プレスリリースによるとクリクラの顧客数は49万軒。一方プレミアムウォーターの2月末顧客数は62.8万軒。10万軒以上の顧客数差が出ています。
この顧客数差には差以上の大きな意味が含まれています。実はクリクラは5年以上前から公称値50万軒と言っており、顧客数が伸びていません。一方プレミアムウォーターは5年前にはおそらく10万件程度。クリティアを吸収し、光通信の傘下に入った後でも30万件程度でした。その顧客数をここ3年で爆増させており年間10万軒増ペースで顧客数を増やしています。
両社の差は今後ますます広がって行くことが想定されます。くまおさん調べではサービス全体(価格・衛生面・利便性・知名度)等をトータルで考えた場合、クリクラが圧倒的に有利ですがそれでもここまでの差がつくことに驚いています。

この差が生まれる理由は営業力の差ではないでしょうか?クリクラに限らず、今では凋落の一途をたどっているアクアクララ等のリターナブルメーカーは現場営業にこだわりネット営業を長らく軽視してきました。その結果、ネット上での存在感がほぼ無くなりコスモウォーターを筆頭としたワンウェイメーカーに全く歯が立たなくなってきたのがここ3年位の話です。

くまさんの元にはクリクラからアフィリエイト広告ネット販促の情報が流れてくるのですが、相変わらず勘所を間違えた中途半端な案内と施策が届きます。クリクラの担当者さんはおそらくこのブログを読んでいると思うのでメッセージを。

「相変わらずチキンな事をやっているから顧客が取れないのです。社内で一番セールス力の高い人間をウェブ販促の責任者にしないと多分無理ですよ。」

各社の決算報告には目を通していますが、クリクラは懲りずに相変わらず現場営業に固執しており、現状維持すら危うい状態です。また希望の種だったクリクラミオ(天然水ワンウェイ)への資金投下も中止したようで、料金値上げなどの条件改悪を行っています。

現場営業というのはいくら優秀な営業マンがいても影響を及ぼせる範囲が有限なので、相乗的に影響力を及ぼせるネットには敵いません。

運営母体に関してもクリクラが長い間有利でした。というのもウォーターサーバー事業はあまり素性のはっきりしない会社が多いマイナーな事業だったからです。その中ではクリクラを運営するナック(東証1部上場)は際立って安定的な会社であり、資金力にも強みがありました。
ところが、震災後業界の急成長に目を付けた大企業がワンウェイ系のメーカー買収を行います。オリックス(東証1部)のコスモウォーター買収に始まり、フレシャスへのKDDI(東証1部)の資金注入。そしてプレミアムウォーターの光通信(東証1部)完全傘下格納です。
これら企業に比べるとナック社は小さい会社となり、業界での優位性が失われます。ここ数年はプレミアムウォーターが大量の赤字を吐き出し続けながら顧客増加を行い、同業他社の買収を実施しています。2018年3月にはAWウォーターをエア・ウォーターから買収すると発表されました。エア・ウォーターは大企業なのでアプローチも簡単ではないはずなのですが・・・買収に関するプロフェッショナルがプレミアムウォーター内に在籍しているのかもしれません。光通信からの出向かな?

震災後数年が経過し、資金体力のない会社はそろそろウォーターサーバー事業撤退を検討している時期です。そこに目を付けたプレミアムウォーターが顧客を吸収しどんどん勢力を拡大しています。本来であればクリクラやアクアクララがそれらを吸収して拡大するはずだったのでしょうが、もう手遅れです。プレミアムウォーター(光通信)の資金力とスピード感に既存勢力がついてゆくことはほぼ不可能で、これからはプレミアムウォーターがさらに存在感を増してゆくでしょう。

これは完全な推測なのですが、光通信は通信系の営業会社買収等で同じような戦略でシェア拡大を実施してきた経験があるのではないでしょうか?その経験から同じくストックビジネスであるウォーターサーバー事業でも先行投資を惜しみなく行い他の追随を許さないシェア1位を目指しているように見えます。圧倒的な1位になると利益率がグンと上がりますからね。

でね・・・この業界の流れはどうかな?と言うと、くまおさん的にはあまり望ましくないと思っています。何故かというと、やはり天然水系ワンウェイはサーバーの衛生状態に難ありだからです。
くまおさんは2年程度プレミアムウォーターを利用していますが、はっきり言ってサーバーはばい菌だらけ。冷水の取水コック付近はどうしても定期的に黒カビが繁殖しますし、プレミアムウォーターのサーバーは外気フィルターがザルなのでサーバー内部も汚染されまくりです。最新機種は試していないので分かりませんが、レギュラー機種は大差ないと思います。
これらのサーバーを有している顧客が全国に60万件以上存在するという事は、それだけの衛生的な火種を抱えているとも言い換えられます。

それと、価格面。くまおさんが利用開始してから記憶にある限りでは2度ほど値上げしています。ウォーターサーバーはとても便利なのでディスカウントストアでお水を購入するよりも値段が高いのは許容するのですが、価格差が広がりすぎています。
リターナブルメーカーであるクリクラやアクアクララは価格を据え置いているので、ワンウェイメーカーとの差が以前にも増して開いています。

ユーザー視点で考えた場合には、価格や衛生面を考慮するとクリクラやアクアクララが望ましいと思います。しかし、営業力が足りないクリクラやアクアクララが復興する事は考えにくいので、新規ユーザーはますますプレミアムウォーターを利用するようになるでしょう。

お客さんはスマホでウォーターサーバーを検索しますが、その際にクリクラやアクアクララは一切出てきません。いくらサービスが優れていてもそれでは売れません。

多分ね、プレミアムウォーターの親である光通信は最終的にはウォーターサーバー顧客へのクロスセルを想定して資金回収をもくろんでいるはずです。ウォーターサーバーの利益率はそこまで高くない上に手間がかかるので、事業で手に入れた顧客リストをもとに無形の商品を売り込む事で事業拡大を図ろうと考えているのではないでしょうか。保険とか電話とかネットとかその他月額課金のクラウドサービス等です。

最近の度重なる値上げも、それらに文句を言わない顧客をふるいにかけているような気がしないでもないです。でもこれは、被害者意識が強すぎかも(笑)

クリクラ推しで、プレミアムウォーター否定派のくまおさんとしては残念な流れではあるものの、プレミアムウォーターの営業力は驚異的であり素直にすごいと思います。中期的に株を保有するのには有望な会社かなと考えています。

くまおさんも業界から離れて3年が経ちました。
当時とは勢力図が一変しています。ウォーターサーバー業界は流れが比較的穏やかだと思っていたのですがそうでもないですね!傍観者としては結構面白いですよ♪

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