日本宅配水&サーバー協会

どんな業界にも業界団体というものがあります。ウォーターサーバーも例外ではなく「日本宅配水&サーバー協会」と言うのがそれに当たります。

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実は元々業界団体は2つありました。それが2014年に統合されたという経緯です。その2団体の経緯がちょっと面白いので語ってみます。

まず一つ目の団体。
「日本宅配水協会」。幹事会社がクリクラを運営するナックで、会員もほとんどがクリクラの代理店もしくは取引先で構成されていました。

そしてもう一つが「日本ウォーターアンドサーバー協会」。幹事会社はアクアクララです。他のメーカーも数社加盟していました。

当時はクリクラとアクアクララはトップ争いで火花を散らしており、どちらが業界の覇権を握るかが注目されていました。

クリクラとアクアクララはとても仲が悪いことで有名ですから、この2社の手を結ぶことはありません。案の定、東日本大震災の時でさえ手を結ぶ事はありませんでした。関係者筋によるとクリクラの協力要請をアクアクララが蹴ったとの事。意地の張り合いですね。

この協会は一体何を行っているのかと言うと、主にサーバーの安全管理基準を作ったり、メーカー同士の情報共有を行ったりと言うの行為。また、ウォーターサーバー関連の不祥事等が出た際には公式見解を示すのもこの協会です。

そんな2団体が2014年についに統合されました。では仲の悪いクリクラとアクアクララは何故手を組んだのでしょうか?

これも関係者筋からの情報によると、お上の圧力のようです。近年急速に顧客数を伸ばしているウォーターサーバー業界を行政は放置できなくなった様です。
それともう一つが:::
天下り先の確保という事情もあるとの事。新興業界ではよくある話なのですが、業界団体を整備させることで天下り先ポストを創設するという流れがあるのです。現在の理事はメーカー担当者ですが、そのうちに経済産業省の元お役人が就任する事でしょう。※当たったら褒めてね(笑)

ちなみに現在の代表理事はハワイウォーターを運営するトーエルの中田みち社長。女性です。
アクアクララやクリクラが代表に就任するといざこざが起こるため中立メーカーの社長が就任しています。女性ですからイメージも良いですしね。

ちなみに、日本宅配水&サーバー協会は業界団体唯一の団体ですがワンウェイメーカーはほとんどが参加していません。この団体のメインテーマであるサーバーの安全管理についてワンウェイメーカーは条件を満たす事ができないためあえて参加しない様です。コスモウォーター、クリティア、フレシャス、サントリー、キリンは不参加。

これも関係者筋から聞いた話ですが、業界はワンウェイメーカーにも参加要請を行ったそうです。しかし音沙汰なしだったようですね。

まあ、どちらが正しいという事でも無いので、評価が分かれますが・・・。

またまた・・・・・ちなみに、この業界団体の仕事は超絶暇です。天下り先にはもってこい?

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