クロスセルにご用心

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クロスセルって言葉を聞いたことがありますか?簡単に要約すると上乗せ販売です。
例えばウォーターサーバーを契約してくれた人に、保険の契約を勧めるとか・・・そういうことです。

くまおさんはメーカー本部員だった時に新規事業の企画から立ち上げの仕事に携わっていました。その際に考えることで顧客売上というものがあります。ウォーターサーバーだけだと売上の限界があります。
そこで考えるのが「別の商品を一緒に買ってもらう」いうこと。これは誰でも考えるようです。当然くまおさんも考えました。

よく考えつくのが・・・健康食品系。ウォーターサーバーに興味があるお客様は比較的健康にも意識が高いだろと考えるからです。そして、化粧品やスムージー、水素水等をラインナップするわけです。
実際にフレシャスやクリティアはそのような事業展開をしており、各々のブランドである程度売上が立っているようですね。

とまあ、一般的にこのように考えるわけです。ところがこれが実際に運営してみると思いのほか売れないのです。健康食品でもなんでも最近は楽天やアマゾンの独壇場で新規事業者ではなかなか太刀打ちできません。健康食品や化粧品でもそちらから購入されてしまうため、売上が当初予定しているようには立たないのです。

しかし、各社新規事業を行う際にこの「クロスセル」も想定売上として考えていますからあの手この手で販売しようと試みてきます。ウォーターサーバー利用者にはこの様な販売の案内が来ることがあると思いますが、気に入った商品があるのならぜひ購入してみましょう。特に問題はないはずです。

しかし少し気をつけなければならないものがあります。それが光通信系ウォーターサーバーのクロスセルの場合です。
くまおさんが以前に関係者筋から聞いた情報によると、保険の同時販売を行っているとのこと。その保険はウォーターサーバーに関する保険で、水漏れ等が起こった場合にレスキュー対応できるような内容だそうです。

???と思ったのですが、水漏れはそもそもメーカーが無償で対応する問題だよね。。。と。
メーカーからすればかなり割のいい保険です。お客様から代金をもらった上に更に顧客対応まで保険で賄ってもらえる。これを考えた人頭いい!

その他にもウォーターサーバーを導入するユーザーはいろいろな会社から狙われています。
くまおさんが本部員をしていたメーカーには様々な会社からアプローチがありました。メーカー顧客に広告を流したいという依頼です。顧客にメリットが有る場合はお受けしていましたがそういったケースって少ないんですよね。

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