みんな、ウォーターサーバー業者に優しくしてあげてね♪

みなさん、もう少しウォーターサーバー業者に優しくしてあげてください(笑)
そんなにガッツリ比較されるとメーカーさんは利益が出ません。。。

実は、みなさんが想像しているほどウォーターサーバー事業というのは儲かりません。例えば上場企業であり業界トップのクリクラを例に考えてみましょう。クリクラは本部の年間売上が約140億円程度ありますが、上期は売上高66億6,000万円で利益は−2億1,900万円です。
そうなのです!赤字です!まあクリクラの場合は本庄に馬鹿でかい工場を建設してしまったためその減価償却費が業績の足を大きく引っ張っていることは間違いないのですが、とはいえ「赤字」なのです。今期の予想は通期でプラスマイナスゼロです。
50万件も顧客がいるのに赤字なのです。

その他にも決算を公開している「うるのん」。こちらは静岡のTOKAIという会社が運営母体です。この会社のウォーターサーバー部門の昨年の実績は売上高50億円、赤字13億円です。そう、こちらも「赤字」なのです。

おそらく、クリクラはTOKAIよりもサーバー原価や製造原価は安いのではないかと想定されます。その理由は「顧客数」です。やはり生産量が多ければ当然原価が下がってきます。特にお水の場合は原価はあってないようなもので、製品原価の殆どが容器代や機械減価償却、配送費等です。これが結構高い!(※くまおさんは新規事業の立ち上げも担当していたので、この辺は結構計算しました。)

サーバーに関しても毎月何十万台も製造しているのならばかなり安くなるのですが、トップブランドでも月間数千台といったところではないでしょうか。そうなると一般家電製品のように価格は下がってゆかないのです。しかも多くのメーカーがサーバーを無料レンタルしていますのでウォーターサーバー各社はお客様に利用してもらって当初1年間位はそのお客様に対して赤字です。利益が出ないのです。その後長い間利用してもらうことで利益を回収してゆくというビジネスモデルがウォーターサーバー事業です。
※この仕組があるのでワンウェイメーカーはサーバーメンテナンスをしたがりません。せっかく利益が出始めてもまた赤字に戻るからです。

この手の事業はストックビジネスと言って、ガス屋、牛乳屋、新聞屋、携帯キャリア、電気、水道・・・等々の生活に近い低額商品を定期的に販売するビジネスモデルです。上記であげた事業も事業スタート当初はしばらく赤字の期間が続き長い年月をかけて資金回収をするのです。

そんなストックビジネス業界にとってウォーターサーバー事業は救世主の様な存在です。しかしお客様のネットリテラシーが高くなりすぎて、ウォーターサーバー顧客がどんどんメーカーを乗り換えたり他社と比較ひたりすることが容易になりました。今後ウォーターサーバー業界はそのような問題に向き合う必要が出てくるでしょう。(※ちょうど携帯電話キャリアが現在向き合っている過剰キャッシュバック問題と構造的には同じです。顧客層が違うので丸かぶりはしませんが・・・)

ですから、ウォーターサーバーを利用している人やこれから利用し始める人は最低でも2年間位は使ってあげてほしいな〜というのがくまおさんの思いです。だってその位利用しないとメーカーさん利益出ませんからね。

でも・・・このサイトでは長い間使用するとサーバーがバイキンだらけになるので定期的にメンテナンスを受けるように推奨しています。そしてそれに準ずるメーカーを推奨しており、準じていないメーカーは1年で解約しろと啓蒙しています。だから・・・このサイトで勉強しているユーザーさんはメーカーにとってはあまり嬉しくないお客様です(笑)

でもまあ・・・それでいいのではないでしょうか。あなたは嘘だらけの比較サイトに騙されないように他の人よりも勉強したわけですから、その恩恵を受ける価値が十分にあります。ですから、毎年メンテナンスを受けたり乗り換えたりしてウォーターサーバーと上手に付き合ってゆきましょう!

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