福島県とウォーターサーバーパート2

3月末頃ですが、くまおさんは福島県の原発から数十キロのエリアへ訪問する事になります。

当時は情報が錯綜しており各地に散らばる販売店や営業所の状況がなかなか把握できませんでした。そこで、本部員は東北エリアを中心に支援物資を持って支援活動を行う事になりました。

そして、私の担当が福島県二俣町。分かる方はわかると思いますが避難区域の一歩手前の隣接地域です。3月末は福島原発がまだまだ不安定な状態でしたから正直なところかなり怖かったです。

放射能は目に見えませんから被曝しても気がつきませんし。

そこで市内の様子や現地の情報を目にしました。このエリアは地震の揺れは限定的だった為建物の倒壊は少なく、一見するといつもと変わらない雰囲気でした。

しかし何かが決定的に違うのです。くまおさんは数日間しか滞在できなかったのであまりお役には立てなかったかもしれません。
それでも、現地の方は歓迎してくれました。車一杯に詰め込んだ支援物資も多少は役に立ったようです。

それまでは福島県とといえばお水は美味しいイメージ。でも、震災を機に福島県ではもう誰も水道水を飲まなくなりました。国の発表を誰も信用できなくなってしまったんですね。

ですから福島県はウォーターサーバーの普及率がとても高いです。ウォーターサーバーはお金持ちの贅沢品というイメージが一部ではあるようですが、ウォーターサーバー普及率と所得に相関関係はありません。安心と安全と便利さにお金を払っているという事だと認識しています。

でね・・・とは言っても所得水準は高い方が契約してもらいやすいのも事実。その辺りの塩梅が分かっているメーカーと分かっていないメーカーがあるように思われます。これはメーカーに限らず担当者の問題なのかとも思いますが。

販売店募集の仕事をしている時に企業オーナーからよく言われた事があります。
「このエリアは所得も低いし、お水も美味しい。だからウォーターサーバーなんて売れないよ。」

でもね・・・震災後爆発的に普及しました。

所得とそのエリアのお水の美味しさは、ウォーターサーバー利用者にはあまり関係なかったという事が証明された形です。

ただ、これは東日本エリアの話。
西日本エリアでは東日本大震災の影響はほとんどありませんでした。くまおさんが勤めていたメーカーは全国展開していましたから、西日本エリアの販売状況もよくわかりました。西日本エリアでは切羽詰まった状況はなかったようで、顧客数の変化は見られませんでした。

うーーーーーーん。。。なんだかな~といった感じ。
やっぱり距離が離れると心も離れるのかな~。。。。。。
ちょっと寂しい感じがしました。

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