富士の湧水やっちまったーーー

富士の湧水やっちまったーーーという事で、巨大エネルギー企業岩谷産業が運営する「富士の湧水」ついてです。かつては業界4位だった事もあるメーカーですが近年は凋落の一途を辿っています。

 

富士の湧水は岩谷産業が運営する富士山の天然水メーカー。岩谷産業といえば日本を代表するエネルギー業界の雄です。

そんな富士の湧水が数年前に「やっちまった問題」を起こしています。

 

それがリターナブルからワンウェイへの事業転換です。

 

それまで「富士の湧水」は本業のネットワークを活かして地道な営業活動で顧客数を伸ばしていました。配送は自社で行い顔が見える営業が好評だった様です。
しかしある時、全顧客への配送を自社配送をから宅配便に切り替えたのです。当時はワンウェイメーカーであるコスモウォーターが急速にシェアを拡大していた為にワンウェイ特有の宅配便配送に魅力を感じたのでしょう。

実はリターナブルメーカーが行う自社配送はとてもコストがかかります。顧客数が伸び悩んでいた富士の湧水は起死回生策として方向転換を打ち出したのだと考えられます。

しかしこの作戦が裏目に出ます。これまで信頼関係で繋がっていたお客様がどんどん解約を始めたのです。宅配便利用で配送員の顔が見えなくなった為に起こった現象だと考えられます。
その後富士の湧水は低空飛行続けています。
震災前までは上位メーカーでしたがそれ以降、コスモウォーターやクリティアに追い抜かれ低迷しています。
お水自体も少々高く、サーバーレンタル料かかる為顧客は益々流失する事でしょう。

あまりお勧めはしないメーカーです。

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